我が家は毎年夏にライジングサン・ロック・フェス(RSR)に行きます。テントを張っての泊まりがけです。少しづつキャンプ道具を揃えていきました。終わるたびに欲しいものリストが増えていきます。使わなくなったものはリサイクルに出しています。このようにしてキャンプ道具を年々進化させています。キャンプブームもあり各メーカーも便利な新製品を次々に開発してきます。旅に向けて新しいものを揃えるのも楽しみの一つです。道具も大事ですが、多少は値がはっても良いものを持っておきたいのが足元と服です。
「靴と服には気をつかえ」
旅の心得その八は、機能性と見た目で重要な旅の持ち物についてです。まず靴です。旅に出ると普段以上に歩きます。今回のフロリダ旅行では一週間平均がなんと24803歩でした(iPhoneのデータ)。旅に向けて靴を新調していきました。靴屋さんでたっぷり時間をかけて歩きやすいスニーカーを探しました。デザインも目立つものを選びました。派手にした理由は人混みの中でも見つけやすいようにするためです。ちょっとはぐれた時にも靴を目印にすればわかりやすいのです。道中で上着を脱ぐことはありますが、靴を履き替えることは基本ないからです。防水か撥水性があり通気性もよければ最高です。
もう一つが服です。特に上着です。これは旅の目的、種類によります。その旅に適した服装を用意します。場所によってはドレスコードがあります。TPOに合わせた服装が必要です。RSRでは雨具が欠かせません。基本キャンプ仕様です。機能性重視で良いものを選びます。一方で通常の旅ではフォーマルまで行かなくても小綺麗な服を用意しておきます。特に海外旅行の時です。入国審査でも実は服装は大事です。こんな話を聞きました。
去年(2024年)の自動車レースF1でのエピソードです。日本人ドライバーの角田選手がラスベガスGPのためにアメリカに入国するとき長時間事情を聞かれたというのです。本人曰く「服装がカジュアルすぎたかもしれない」とのことです。F1ドライバーはセレブ扱いです。それなのに「その服装?」と入管が不審に思ったのかもしれません。角田選手らしい話ではあります。実は私もアメリカ入国時に入国審査で引っかかり別室に連れて行かれた経験があります。
バックパッカーで旅をしていた大学生の時です。ロサンゼルス空港で入国審査に引っかかりました。南米旅行の帰りでした。旅してきた国はコカインの産地です。もちろん違法なものは一切持っていませんでした。しかし、いわゆる貧乏旅行だったので服装は最悪です。破れたGパンに汚れた靴、現地で買ったセーターを着て髭を伸ばしていました。おまけにパスポートもポケットに入れていたのでシワがよっていました。自分が入管だったら絶対に事情を聞きます。別室に連れて行かれて大きな黒人の職員に1時間ほど詰められました。
この経験があるので飛行機に乗る時にも小綺麗な服装を心がけています。機内で緩い服に着替えることはあっても入国審査にはちゃんとした服で臨みます。「人は見た目が9割」と言われますが、ある意味正論です。服装で見た目を整えるもう一つの効果は背筋が伸びて自信を持てることです。加えて笑顔でいつもより+20%張った声を出すと完璧です。心を外(靴や服で)から整えることもできるのです。「靴と服に気をつかえ」ば、旅のクオリティは格段に上がります。
今回はここまで。読んでいただきありがとうございます。また次回をお楽しみに。