みやながたり

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嫌われる勇気

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読書感想文についての是非が話題になったことがありました。宿題からなくす学校も増えていると聞きます。ここで是非については語りません。ただ、得た情報は本であれ何であれ、誰かに話すことで記憶に残ります。身になる情報にするには、インプットとアウトプット両方が揃うといいですよ。

主に通勤時間を利用して本を読んでいます。片道10分ほどです。往復で20分。週に5日で100分になります。飲んで帰る日もあるので、いつもというわけではありません。それでも2週間で1冊は読めます。今読んでいるのが「嫌われる勇気」です。ベストセラーの本なので、ご存じの方も多いでしょう。哲学者と青年の対話を通じてアドラー心理学について理解が深まっていく面白い演出の本です。

ただし難しいテーマでもあります。個人心理学と言われるアドラー心理学は「私」と「他者」との関係性の捉え方です。突き詰めると「私とは何か」という問いです。本のタイトルは「嫌われる勇気」ですが、「自分の人生を引き受ける勇気」という事でしょうか。誰かのせいにしない。そして誰かの為に生きるのではない。自分の人生を生きることに価値が生まれる。それがアドラー心理学の未来志向の考え方なのだと私なりに理解しました。

こういったアウトプットをすることで、頭が整理できます。洗濯物を知識や情報に置き換えるとわかりやすいです。タンスの引き出しにパンツも靴下もシャツもゴチャゴチャのまま入れておくと使う時に大変です。一度整理してから分けて収めておくと、後で使いやすいですよね。洗濯機を回すのが読書、まず情報を入れてグルグル回す。終わったら取り出して整理するのがアウトプット。この時に大事なのがこれは靴下だね、誰の靴下?と誰かに投げかけること。こうやってブログに書くのもいいですし、誰かに話すのもいい。生成AIに投げかけると「問い」を返してくれるのでそれに答えることで整理できます。そうやって整えた情報を記憶の引き出しに入れていくのです。タンスにしまうまでが洗濯(読書)です。

今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。これかもよろしくネ♪


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