みやながたり

日本語で世界をつなぐ アナウンサー、日本語教師、落語家、活弁士の宮永真幸のホームページ


バンド

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宴会に向かう途中、路面店から音楽が流れてきました。ビートルズの曲でした。数秒のフレーズで誰もがビートルズとわかります。歴史に残るスゴいバンドです。いや、歴史を作ったバンドですね。私がもの心ついた時にはもう解散していました。中学生になった時には英語の先生が教材に使っていました。世紀をまたいで世界中に今なお影響を与えているバンドですが、その活動期間は本格デビューから解散までわずか8年です。4人と8年で世界を変えたのです。

帰り道に街中を通ると、ギターケースを担いだ若者のグループをよく見かけます。最近、特に多いように感じます。ちょっとしたバンドブームになっているかもしれません。Netflixでもバンドをテーマにした作品が話題になっています。劇中のバンドがリアルの世界でも活動していて、フィクションと現実の混じった新しいエンタメとして注目されています。ワンオクロックのライブにゲスト出演したとニュースになっていました。そのワンオクの札幌でのライブに行ってきました。彼らもまた4人で世界を舞台に活躍しているバンドです。

フェスでも、いろんなバンドを見ていて思います。彼らは世界を変えようというより、もっと小さな枠の中での幸せを歌っています。そばにいる人、一緒に夢を見る仲間、大切な家族、何気ない日常。ビートルズも同じだったと思うのです。世界を変えた、世界が変わったのは結果です。でも誰もが持っている小さな世界を歌ったから世界中の共感を得たのだと思います。矛盾や不合理、不運とそれを補う愛と平和と幸せ。

街の喧騒に埋もれそうな小さな声が幸せを歌う。そんなバンドを思い浮かべながら、ギターケースを背負った街ゆく若者たちに「がんばれ」って心の中で呟いたのでした。いつかその声が誰かに届くことを勝手に願って。

今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回をお楽しみに。これかもよろしくネ♪


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