真冬の選挙が始まります。2月の選挙は36年ぶりだとか。北海道、特に札幌は今シーズン大雪です。何もこんな時期にと誰しもが思っています。しかし、そこは永田町の論理です。取材で行くたびに思うことを語っておきます。
2月の東京も寒いです。今回も衆議院の解散に合わせて国会に取材に行きました。2年に一回ほどのペースです。それぐらいの頻度で選挙があるということです。永田町に行くと、毎回思うことがあります。「ここは別世界だ」
官邸から議事堂まで、ほんの数百メートルの移動に黒塗りの車が走ります。制限された特別な動線が張り巡らされています。何んなら外の空気を吸うことなく過ごせます。ハリウッド映画に出てくるような近未来都市のようです。重厚感のある国会議事堂に入ると自分が偉くなった気になります。ましてやバッジをつけて本会議場に入る議員さんたちは自ずと高揚した気分になるでしょう。北海道弁で言うと「おだつ」のです。
ここに生活感は皆無です。東京の街の空気さえ感じられません。ゴミひとつチリさえ落ちてませんから、人の営みの匂いがないのです。国のカタチ、未来をつくる。それが国会の役割ですから最終的に決断をする場所として世間から離れた環境も必要でしょう。地に足ついた生活と、国を俯瞰する場所。二つをつなぐのが国会議員の役割です。問われるのは、その人がどちらに軸足を置いているかです。特に地方の議員は、その力が求められます。
東京都心も地方から見るとふつうではありません。でも住んでいる人にとってはふつうなのです。今回止まったのは六本木のビジネスホテルでした。18階建てのビルでしたが、最上階からでも見上げるようなビルが林立しています。オフィスビルだけではなくマンションもあります。つまり生活者はいるのです。朝、コンビニに出かけた時に「あ!そうだよね」と思った光景がありました。ランドセルを背負った小学生を見ました。この無機質な大都会のど真ん中にも小学校があって、子どもたちが育っているんだと当たり前のことに気付かされたのです。
いま「社会心理学講義」(小坂井敏昌著)という本を読んでいます。社会の環境がどのように個人の心理に影響するかを考察しています。個人の信念信条は社会の影響によって、いとも簡単に変容してしまう事例が紹介されています。今回の様々な政治の世界での動きは、象徴的なものです。「ふつう」は環境によって作られ、環境によって変わります。
あなたのふつうと誰かのふつうをつなげるふつうの感覚を持った候補者は誰になるのでしょう?
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。
これからもヨロシクね♪

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